ショパン国際ピアノコンクールサントリー・ホール _story(399) 2006.1.29ショパン国際ピアノコンクール入賞者ガラ・コンサート-協奏曲の夕べ International Frederick Chopan Piano Conpetition Special Gala Concert Suntory Hall 本日は、1/28にサントリーホールで開催された国際ピアノ・コンクールの入賞者によるガラ・コンサート(Gala:特別公演の夕べ)(2005年10月2日~24日までワルシャ)のお話です。 このコンクールは、5年に1回のショパンピアノ国際コンクールで、2005年10月に行われたコンクールは第15回目に当たります。 第15回ショパンピアノ国際コンクール入賞者 第1位・・ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz) 第2位・・空席 第3位・・イム・ドンミン(25歳 韓国) イム・ドンヒョク(22歳 韓国) 第4位・・山本 貴志(Takashi Yamamoto) 関本昌平(Shohei Sekimoto ) 第5位・・空席 第6位・・カ・リ・コリーン・リ(香港) この入賞者の内、第1位と第4位の日本人の3人による同じ曲(ピアノ協奏曲 第1番)の演奏会という 演奏会に行ってまいりました。 1/29のコンサートの曲目 ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 作品11 Chopan Piano Concerto No.1 e-moll op.11 山本 貴志(Takashi Yamamoto) (コンクール第4位) 関本昌平(Shohei Sekimoto ) (コンクール第4位) ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz)・・第1位 ポーランド人 指揮:アントニー・ヴィット(Antoni Wit) 管弦楽:ワルシャワフィルハーモニー管弦楽団(Warsaw philhamonic) サントリーホールでの、ラファウ・ブレハッチ ショパン(1810-1849)のピアノ協奏曲は1番と2番しかありませんが、1番は1833年出版。2番は1836出版です。ただ1番のほうが、後で作曲されており、完成度は2番よりも高いと評されています。 第1楽章の第一主題は、哀愁を帯びた旋律であり、第二主題は甘美な雰囲気を持っており、ピアノ音がコロコロと踊りだすような甘いメロディーで、これを1晩で3回も聞くということは、素晴らしいの一語につきました。 演奏は5時に始まり、8時半まで実に3時間半に及びました。 最後に登場したのが優勝者の、ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz)で若輩20歳ながら、30年ぶりにポーランド人による勝者となっただけあって、堂々とした演奏ぶりから今後の大器を感じました。 このコンクールから過去に、マウリツィオ・ポリーニ(1960年 第6回)、マルタ・アルゲリッチ(1965年 第7回)ダン・タイソン(1980年 第10回)スタニスラフ・ブーニン(1985年 第11回)などの世界的ピアニストを輩出しています。 絵はサントリーホールでの、ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz) 反響板のガラス板が何枚も天井からぶらさがり、照明器具とともになかなかユニークな構造になっていました。 このホールは、オーケストラの後ろにも座席があるというコンサート会場です。 事典: ラファウ・ブレハッチ(Rafal Blechacz) 20歳 1985年6月30日 ワルシャワ北西250kmの町 ビドゴシチ市の西方30kmナタヴォ・ナデ・ノテション生まれ。 5歳からピアノを弾く。 1999年青少年のためのポーランド・ショパンコンクール第2位 2002年ルービンシュタイン国際青少年ピアノ・コンクール 第2位 2003年11月 第5回浜松国際ピアノ・コンクール 第1位なしの第2位 2004年モロッコ国際ピアノ・コンクール 優勝 2005年10月 第15回ショパン国際ピアノ・コンクール257人中 1位。コンチェルト賞、ポロネーズ賞、マズルカ賞を総なめ。 趣味・映画鑑賞、読書。 楽屋出口で、サインをもらうため行列しました。 音楽で、満腹になった1日でした。 ジャンル別一覧
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